坂ミシュラン
激坂中心地
フォトbyカネコサン
東京都心。
渋谷、赤坂、青山、市ヶ谷、四谷、麻布台、高輪台、白金台、青葉台、目白台、千駄ヶ谷。
ざっと羅列しましたが、これには東京都心の他にもう一つの共通ワードが入っています。それは谷や山や台の坂由来の文字が入っています。東京都心部は小さいながらも登りや降りの集合体であると考えていました。
日頃、メッセンジャーで100kmほど走る事が多いのですが、獲得標高を見ると400m前後とぼちぼち登っていることがわかっていたので、合理的に獲得標高を稼げないかと考えていた所に「近場で午前中で走りたい」の要望がヒットしたので今回の企画をしました。
コースプロフィールはこんな感じでした。都心部の工程表を理解している人であればこのルートがどんな意味を記しているかわかると思いますが、これは要所以外は登り降りの少ない場所、登山やトレールで言うところの「尾根沿い」を使っています。
結果的には、56km程で540mも獲得標高を稼げました。
かなり収集率が高かったようです。普段の倍の効率です。ほぼほぼ激坂をダッシュで登るインターバルでしたので、太モモに疲労がしっかり溜まっていました。
フォトbyカネコサン
良い坂道の入り口には注意を示すマークがだいたいあります。
坂道は色んな種類があります。
坂ミシュランと名付けただけあって評価項目を考えてみた。
・初見の感動や驚き
初見は大切だと思います。これから登るぞと士気をあげることに直結します。
・斜度
坂を構成する主題です。自転車を乗る人たちは「ここは〇〇%だよね」と言いますが、これは100m前に進んだ時の上昇値のことを言います。
仮に100mで15m上昇する坂道のことを15%の坂と言います。
・登攀距離
通常は山岳地区へ行けば何kmといったのが普通ですが、都心部ではせいぜい100mぐらいですがモノによっては20mと短いものがあります。
・道の細さ
これは今回は楽しみの一つとしてジャッジメントにいれました。細い道にも楽しさ歴史が沢山あったりします。
・うねり
坂の性質上直登は少なく若干上にあがる程、うねりが発生します。このうねりがさらに斜度を上げていたりします。
フォトbyシマサン
坂を紹介するのが初めてだったので、激坂中心地を伝えるには、分かりやすく説明するには分かりやすい坂を紹介するのが正解なので、TVやネットでも紹介されたことのある「のぞき坂」を紹介しました。
路地を曲がった瞬間、開けた前方に待ち構える壁かと見紛う坂道。
最大傾斜は22%は都内有数の斜度を誇ります。
一同は揃って、少しの驚きと共に感嘆の声が漏れました。
それを見て今回の企画は成功したと思いました。
坂道を登り数を増やしていくにつれ、少しずつ東京の坂の面白さに引き込まれていったようでした。
坂の下が見えないのは、それだけこの傾斜がキツイ証拠です。
細い路地を使って次なる坂道へアプリーチします。
坂ミシュラン番外編は東京九十九折を紹介。珍しい坂道を楽しんでみます。
日が登り気温も上がってきたのでコーヒータイム!東京中心地なので簡単にお店を見つけられるので良いですね。
ただひたすらに登るだけ、めいめいのペースで楽しみます。
江戸に来た時にその街一望したことから「江戸見坂」となったようで。メッセンジャーはなるべく避ける坂だったりします。
シクロクロスシーズン直前には、良い練習強度かもしれませんね!!
また新しい企画を考えようと思いますので、次回は是非参加してください。
さて最後に残念なのが、坂道って写真で撮っても良さや斜度を伝える事が出来ないんですよね、だからやっぱり実際に走りに行った方が良いと思うんですよね。
ではでは
またね
チャォ!
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